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【直列2気筒】スポーツツインの伝統「ホーク」復活! カフェレーサー風フォルムをまとった『HAWK 11』が新登場

ホンダは「第38回 大阪モーターサイクルショー2022」の会場において、新型ロードスポーツモデル「HAWK 11(ホーク イレブン)」の市販予定車を世界初公開した。

HAWK 11は、経験豊かなベテランライダーを中心に、新たな価値観と充実したバイクライフを提案する国内市場向けモデル。エンジンはCRF1100Lアフリカツインに初搭載された1082ccの水冷4ストローク直列2気筒SOHCで、同系ユニットを搭載する車種としてはCRF1100Lアフリカツイン、REBEL1100、NT1100に続く第4弾となる。

2022年モデルとして発売されたNT1100。HAWK 11と同系エンジンを搭載するアドベンチャーツアラーで、こちらはDCTのみとなる

低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性に加え、スポーツモデルらしいダイレクトなスロットルレスポンスに寄与するスロットルバイワイヤシステムや、走行状況や好みに合わせてあらかじめ設定された出力特性を選択できるライディングモードなど、ライディングをサポートする先進の電子制御技術を搭載。兄弟車であるNT1100はDCTのみの設定だったが、このHAWK 11では6速マニュアルミッションのみとなる。

HAWK 11の車体は、セミダブルクレードルフレームに前後17インチホイールを組み合わせ、軽快なハンドリングに寄与するキャスター角を設定。サイレンサーの位置を上方に配置してバンク角を確保しつつ、セパレート式ハンドルによる前傾姿勢のライディングポジションとすることで、ワインディング走行の楽しさを重視した仕様となっている。

スタイリングにおける特徴は、’70〜’80年代の「カフェレーサー」を彷彿とさせる一体成型FRP製のロケットカウルだ。ホンダによると、「走りの楽しみを忘れない大人」に向けたバイクであることの象徴とのこと。

大きく緩やかな曲面を描くフォルムは、ワインディングの景色が一層美しく映り込み、走行時はもちろん「走り終えた充足感」までも重視した仕上がりを目指したという。なお車両価格や詳細なスペックについては未発表となっている。

なお、HAWK 11に関する情報は、「Hondaモーターサイクルショー2022」特設サイトでも公開されており、排気音やライディングポジションについての映像を見ることができる。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

「Hondaモーターサイクルショー2022」特設サイト
https://hondago-bikerental.jp/bike-lab/mcs2022/