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【愛車日記】S2000 20周年サスのハンドリングや乗り心地は大満足! それでも車高はオトしたいと赤から青へバネ交換!

日常のお買い物から取材のアシまで、まさに生活のパートナーとして活躍している我がS2000。約半年前、脚まわりをModuloの20周年アニバーサリーサスペンションに交換したところ、2006年式の15年オチ車両とは思えないシャッキリとした乗り味に進化しました。

純正アクセサリーならではの、スポーティさと快適性を絶妙なバランスで両立させた乗り味は非常に気に入っているのだけど、唯一残念に思ってしまうのが車高っぷり。ベースモデルからのダウン量はわずか10mmで、遠目には車高が下がっていることも気づかないくらい。

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ホンダアクセス製S2000 20th Anniversaryサスを装着後すぐの写真。走りっぷりは最高なのだけど、フェンダーとタイヤの隙間が気になる笑

現在のハンドリングや快適性は犠牲にしたくないけれど、せっかくのスポーツカーだし、やっぱりカッコも大事なんだよね…。あと10mmでいいから車高を下げたい…。

そんな気持ちがついに抑えられなくなり、20周年アニバーサリーのサスペンション本体(ダンパー)はそのままに、ほかのローダウンスプリングを組み合わせてみることにしました。

赤いバネから青いバネへ

走行距離が12万キロを超えた僕の2006年式S2000(AP2)は、市街地〜ワインディングでの使用がメイン。サーキット走行は年に1〜2度、それも自分のペースで楽しく走れればOKだから、車高調整式サスである必要は特になく、ホンダアクセス製20thアニバーサリー・サスペンションはベストマッチ。

 

デイリーユースにおいて助手席に座る人も快適に過ごせつつ、週末のワインディング走行も気持ちよくこなす。フロントの5段階減衰調整機構を切り替えることで、走る場面に合わせてセッティング変更も楽しめます。

そんな感じで気に入っている20thアニバーサリーのサスペンションですが、ずっと気になっていた点が車高の高さ。製品データによると、20thアニバーサリーを装着すると10mmのローダウンとありますが、その違いはノーマル車両の隣に並べれば「ちょっと落ちてるかな?」と思えるくらい。

すでにアラフィフに突入しているオーナー(僕)としては、さりげないローダウンが好みではあるけれど、やはりもうちょっと車高を落としたい。ただし現在の乗り心地は気に入っているので、ダンパーは変えずにローダウンスプリングへ組み替えてみることにしました。

白く塗装されたダンパー本体に赤いスプリングがModuloの証。20thアニバーサリーサスペンションの操縦性や乗り心地については大満足で、むしろ理想のアシに近いくらい。ただやっぱり車高を下げたい

今回チョイスしたのは、S2000用としては定番中の定番、SPOON製プログレッシブスプリング(4万1800円)。S2000の全年式に対応しており、ノーマルを含む純正形状ダンパーとの組み合わせで、優れた操縦安定性とスポーティなフォルムを演出してくれます。

ローダウン量は、純正ダンパーまたは社外の純正形状ダンパーとの組み合わせで約-25mm。スプリングレートはフロントが標準3.9から4.7キロへ、リアは標準5.2から6.9キロへといずれも約20%のアップとなります。

ホンダアクセスの20thアニバーサリーサスペンションは、スプリングレートの数値を公開していませんが、ローダウン量からするとベースモデルとSPOONの中間くらいと推測。そのためダンパーとのマッチングも問題ないはずと判断しました。

作業のためタイプワンへ入庫。最近、デフまわりから音がしている(気がする)ため、こちらはデフオイルを交換してまずは様子を見ることに

リフトに上げられたS2000からサスペンションを外し、そしてスプリングを交換。タイプワンでは定番といえる作業だけに、じつにスムーズに作業が進んでいきます。

そして前後ともインストール完了! 白いModuloダンパーはそのままに、青いSPOONプログレッシブスプリングが組まれた脚まわりが完成しました。

汚れていたブレーキまわりも清掃し、塗装してくれるのがタイプワン流の作業。丁寧な仕事ぶりに、ホンダ車オーナーからの支持が高い理由がよくわかります。

脚まわりの装着後は、しっかりとアライメントも再調整。せっかくの素晴らしい脚まわりも、正しく機能しないと本来の性能を発揮できませんからね

交換作業終了後の翌日は、取材のため箱根へ移動。フロントの減衰力調整は5段階中の「2」を選択し、環八〜東名高速〜小田原厚木道路と走っていきます。路面の凸凹が続くような場面でも、驚くほど乗り心地がいい!

直進安定性はもちろん、ステアリング操作に対するノーズの入りやリアの落ち着き、さらにワダチにも足を取られず走り続けることができるなど、思わず感動するほどの仕上がりでした。

Moduloの20thサスペンションとプログレッシブスプリングは、赤から青へとある意味で禁断のチューニング? でも想像以上に相性は良く、外観上も約25mmのローダウンで理想のフォルムに近づいた

取材も無事に終了し、箱根のワインディングをS2000で走行してみたところ、峠道ではフロントの減衰力を「4」に設定するとベストバランス。以前のModuloスプリングに比べると、同じ「4」でも固めの印象はあるけれど、ステアリングの動きとノーズが直結したような、S2000ならでのハンドリングはさらにキレ味が増した印象です。

心配された相性はむしろバッチリ。もちろんルックスもご覧のとおり、ほぼ理想の車高となり大満足のモディファイとなりました。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

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