【新猿】ロングストローク化された新型エンジン搭載、さらに5速化! 新型モンキー125は70km/Lの好燃費も実現
ホンダは、原付二種(第二種原動機付自転車)レジャーバイクとして人気の「モンキー125」をモデルチェンジ。新たに5速トランスミッションを採用した新エンジンを搭載し、発売を開始した。
新型モンキー125は、すでにタイや欧州市場で発表されているが、日本仕様も基本的にほぼ同じ。最大の特徴である新エンジンは、兄弟車である新型GROM(グロム)と同系のもの。最高出力9.4ps/最大トルク1.1kg-mというスペックに変更はないが、中身は完全に刷新されている。
その新エンジンは、ボア×ストロークが従来の52.4×57.9mmから50.0×63.1mmへと大幅にロングストローク化された。さらに圧縮比は9.3から10.0へと高められるなどし、より力強い出力特性と燃費の向上、排ガスのクリーン化を実現している。
組み合わされるトランスミッションも、従来モデルの4速から5速へと進化。WMTCモード燃費は70.0km/Lという驚異的な数値を実現している。またブレーキまわりでは、フロントブレーキのロックを抑制し制動時の安心感に寄与する1チャンネルABSが標準装備された。
カラーバリエーションは、情熱的で鮮やかなパールネビュラレッドと、爽やかな印象のパールグリッターリングブルー、そして精悍で落ち着いた印象のパールシャイニングブラックという全3色。いずれも遊び心を感じさせるツートーンカラーとしている。
新型モンキー125のメーカー希望小売価格は、44万円(税込)となる。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)