【復活】スポーティクーペの代表作『インテグラ』が帰ってくる! 2022年にACURAブランドから北米市場にて販売開始
『インテグラ』が復活!
2021年8月13日(現地時間)、アメリカ・カリフォルニア州で開催されているカーイベント『モントレー・カーウィーク』において、ホンダ・アメリカン・モーターは2022年より『インテグラ』の車名がACURAブランドにて復活することを発表。同時に、先行公開画像として特徴的なヘッドライト部分を発表した。
インテグラの初代モデルが登場したのは、1985年のこと。翌’86年より北米市場においても販売がスタートし、当初より高級車ブランドのACURA(アキュラ)のスポーティモデルとしてラインナップされた。
その後は日本仕様とタイミングを合わせて2代目〜3代目へと進化し、2001年には4代目となるDC5型にフルモデルチェンジ。そしてこの第4世代から、モデル名が「ACURA RSX」へと変更された。
2002年モデルより登場したACURA RSXは、2006年に販売を終了。後継モデルは設定されなかったため、2022年に登場する新型モデルは16年ぶり、そして”INTEGRA”としては2006年以来16年ぶりの「復活」となる。
新型インテグラについて詳細な発表は一切ないが、ホンダ・アメリカン・モーターの発表によると『新しいコンパクト・プレミアムとして、パフォーマンスブランドのポートフォリオに加わる』とのこと。
車両についての情報がまったくないため、希望や願望を含めて新型インテグラの内容を予想すると、おそらく車格としてはシビックの上位互換的な兄弟車になるはず。まもなく登場する予定の新型シビッククーペと基本シャシーを共有するのではないだろうか。
そして期待したいのは、当然設定されるだろうスポーツグレードの『Type S』だ。ACURAでは、現行ラインナップの全車に『Type S』を順次設定していくことをアナウンスしており、ミドルセダンのTLXと、SUVのMDXはすでに公開ずみ。フラッグシップのNSXにも、世界限定350台で発売することが発表された。
北米市場において、タイプRを除くシビックの最上位スポーツモデルとして設定される「Si」は、新型シビックでも従来モデルの1.5Lターボを改良して搭載すると言われている。
だから兄貴分たるINTEGRA Type-Sには、シビック・タイプRと同じK20Cターボをちょっとオトナ仕様へとに仕立て直して搭載する。でもってこちらは10速ATの2ペダル、と期待を込めて予想しておこう。
もちろん日本市場への導入も期待したいけれど、正直なところあまり期待はできそうにない。しかし「○○X」という車名に拘ってきたACURAが、そのルールを打ち破ってでも復活させる「INTEGRA」だけに、かつての第1〜第4世代と同様、日米で販売されるモデルとなる可能性はゼロではないと信じたい。
(text:HondaStyle magazine)