【フリードModulo X】最初の車検を終えてタイヤを交換! ミニバン向けタイヤ「グッドイヤー E-Grip RVF02」を試す
ホンダスタイル編集部のレポート車両として導入されてからというもの、取材のアシとしてまさに東西奔走しているフリード Modulo X。走行距離はすでに4万7000キロを超えていますが、Modulo Xならではの安心感あるハンドリングや高速道路での高い安定性は新車登録から3年が過ぎても健在です。
フリードModulo Xが搭載する1.5リッターのガソリンエンジンは、長い登り坂などではちょっと力不足を感じるときもありますが、基本的に排気量から想像する以上のトルク&パワーで長距離移動も快適。通算燃費も13.5km/Lをキープしており、レギュラーガソリン仕様であることもあって、経済性の高さも大きな魅力です。
そして新車登録から3年が経過したため、先日には初回の継続車検を受けてきました。もちろんどこにも問題はありませんが、あまりにも便利&快適すぎるため前述のように走行距離はすでに4万7000キロを超えています。さすがにタイヤは消耗してきており、最近では路面を超えたときの「ゴツン」という突き上げが少しずつ気になってきていました。
そこで今回はタイヤを交換! 「Modulo X」ならではの走りっぷりや快適性は、新車装着時のタイヤ以外でも変わらないのかどうか、検証してみたいと思います。
新たに装着するタイヤとしてチョイスしたのは、グッドイヤーの「RVF02」です。じつは僕がN-ONEオーナーズカップに参戦する車両でも装着している際に履いているのが、このRVF02なのです。もちろんタイヤとして本来の舞台はストリートで、なかでもミニバン向けに開発されたタイヤとのこと。N-ONEオーナーズカップ車両に装着した際、走行安定性の高さや乗り心地の良さが非常に好印象だったので、フリードModulo Xにも装着してみました。
グッドイヤーの乗用車用タイヤには、スポーツタイヤの「イーグル」シリーズと、静粛性や乗り心地、低燃費、そしてロングライフ性を両立させた「エフィシェントグリップ(E-Grip)」シリーズがあり、RVF02が属するのは後者のほう。そのため正式名称は「EfficientGrip RVF02」となります。
2021年3月より発売が開始された「RVF02」は、名称のとおり従来製品RV-Fの後継モデル。トレッドパターンは、4本のタテ溝を中心に太さの異なるヨコ溝を組み合わせたもので、従来製品のRV-Fに比べパターンノイズが14%、ロードノイズも9%低減されているとのこと。
もちろん静粛性だけでなく、ハンドリングや乗り心地といった動的性能もアップ。ルーフの高いミニバン特有の「ヨコ揺れ」を軽減しているほか、RV-Fに比べて耐摩耗性能は22%、低燃費性能は12%向上しており、経済性にも優れています。ラインナップは13インチから20インチまで、全40サイズの展開となっています。
さっそく編集部のフリードModulo Xに装着して走り出してみると、交換前のタイヤと同じ指定空気圧ながら、驚くほどアタリが柔らかい。路面の段差を越えるたびに感じていた突き上げは姿を潜め、非常にカドのとれた、優しい乗り味が楽しめます。
もちろん優しく柔らかいといっても、絶対的なグリップ性能や安定感が損なわれているわけではありません。むしろその逆で、ステアリング操作に追従してクルマが向きを変えてくれる俊敏さは従来以上。とはいえ決して過敏すぎることはなく、ドライバーの意思に対して素直に反応してくれます。
また高速道路など安定感がほしい状況では、むしろどっしりとした直進安定性で疲労を低減。乗り心地良し、ハンドリング良し、と今のところ良いものづくし。車内で感じるロードノイズも、交換したばかりの新品タイヤということもあって静粛性はバツグン! オーディオのボリュームは、2つ下げて聞くことが当たり前になりました。
第一印象としては、フリードModulo Xとの相性はかなりイイ感じ。取材や打ち合わせのアシとして、ほぼ毎日稼働しているフリードModulo X。タイヤを一新したことで、さらに運転が楽しくなりました!
(photo:Yukio YOSHIMI 吉見幸夫 text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
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