【ホンダアクセス】話題の6MTを搭載した新型N-ONE RSがベースのヒルクライムレーサー、「K-CLIMB」を発表!
ホンダアクセスが開発し、「東京オートサロン2021 バーチャルオートサロン」に出展したもう1台のコンセプトモデルが『K-CLIMB』だ。こちらのベースとなっているのは、新型N-ONE RSの6速MT車で、ヒルクライムレースへの参戦を念頭においたチューニング&カスタムが施されている。
ヒルクライムレースとは、文字どおり「山登り」のタイムを競う競技。基本的に一定区間の走行タイムで争われ、折り返しや周回コースで競うわけではない。コースはワインディングロードゆえストレート区間は短く、いかに高いコーナリングスピードを保てるかが好タイムのカギとなる。
K-CLIMBのボディは、e-DRAGと同様にベース車両の雰囲気を残しつつ軽量化を追求。フロントグリルと前後バンパーは新形状とされ、素材はカーボン繊維と樹脂の複合材であるCFRP製。ボンネットはベース車両と同形状だが、同じくCFRP製に換装されている。
フロントまわりで特徴的なのは、左右非対称の形状を採用したフロントグリルだ。アッパーグリル部の開口部をできるだけ大きくし、Hマークのエンブレムを片側にオフセットする手法は、かつて”ブルドッグ”の愛称で親しまれたシティ・ターボⅡを思わせるもの。もっともシティ・ターボⅡではHマークのエンブレムは助手席側に寄せられていたが、K-CLIMBでは反対の運転席側に移動される。
拡大した開口部の奥に見えるのはラジエターだが、K-CLIMBではタービン本体へも走行風が届くデザインとしており、エンジンルーム内の温度を下げる効果を狙う。フロントバンパーは左右にカナード形状のプレスラインが設けられ、ナンバープレートも運転席側に移動され逆台形形状の開口部が設けられる。
車体前後には新たにオーバーフェンダーを装着。ホイールはN-ONE Modulo Xの純正ホイールをマットブラックにペイントして装着。もちろん純正流用するだけならオーバーフェンダーは不要だが、K-CLIMBではスペーサーを装着してよりワイドなスタンスを強調している。
タイヤは前後ともYOKOHAMA・ADVAN FLEVAの165/55R15タイヤを装着。N-ONEのワンメイクレースである「N-ONEOWNER’S CUP」でも圧倒的なシェアを誇る人気タイヤだ。
リアバンパーもCFRP製の新形状、中央には逆台形のアウトレットグリルが設定される。センター2本出しのエクゾーストシステムはワンオフ生作品だ。脚まわりでは、HKS製のワンオフ制作された車高調整式サスペンションを装着する。
そのほかエアロパーツでは、専用開発されたテールゲートスポイラーを装着。形状についてはまだ検討段階だそうで、今後に実走テストを重ねて最終的なデザインを決定するようだ。サイドステップはN-ONE Modulo Xの純正を流用し装着している。
なおK-CLIMBのカラーリングは、インターネットによる「ボディーカラー投票」にて決定されたデザインに改められ、イエローをベースにホワイトのラインを組み合わせたもの。Cピラーからリアドア〜サイドステップまで流れるラインが、ヒルクライムのワインディングを示している。
このK-CLIMBは、Honda eをベースとしたe-DRAGとともに東京・青山の「Hondaウエルカムプラザ青山」にて展示中。期間は2021年5月17日まで(GW中は休業期間あり)となっているので、ぜひこの機会に実車を見に訪れてみてはいかがだろうか。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
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休館日:GW、夏季休館、年末年始
最寄り駅:東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線
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設備:多目的トイレ、授乳室、オムツ交換台、貸し出し用車いす、EV充電
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