【ACURA】アキュラ最速のスポーツセダン、TLXタイプS登場! 355馬力を発揮する新開発3リッターV6ターボを搭載
ホンダが北米市場で展開するラグジュアリー・ブランドの「ACURA(アキュラ)」は、現在セダンをILXとTLX、そしてRLX。SUVはRDXとMDX。そしてフラッグシップであるスーパースポーツカー・NSXの計6車種をラインナップする。
いずれもラグジュアリー&スポーティがアキュラ・ブランドに共通するコンセプトだが、2021年3月17日、アキュラTLXの2021年モデルにスポーツ志向を強めた「タイプS」を設定、販売を開始した。
現行モデルのTLXは、F:ダブルウィッシュボーン、R:マルチリンク形式のサスペンションを備えるスポーティセダンだが、最上級のスポーツグレードとなる「タイプS」は、アキュラが『35年におよぶアキュラ・ブランドの歴史においてもっとも速く、最高のハンドリングと装備を備えたセダン』と豪語するパフォーマンスが魅力。
エンジンは新開発の3リッターV型6気筒ターボで、最高出力は355馬力。トランスミッションはタイプS専用のセッティングが施されたSport Tuned 10速ATが組み合わされる。
駆動方式はAWDで、最新の第4世代SH-AWDが標準装備。ブレーキまわりでは、ブレンボ製4ポットキャリパーをはじめとするパフォーマンスブレーキシステムを採用する。
ホイールは20インチ×9Jのマルチスポークタイプで、オプションにて軽量なYスポークタイプも設定。タイヤは255/35R20サイズのピレリ製オールシーズン。同サイズのピレリ P-Zeroも選択が可能となっている。
このアキュラTLXタイプSの車両価格(MSRP)は、5万ドル台前半からとなる。日本国内へ導入される可能性は極めて低いものの、ラグジュアリー&スポーティセダンの人気が高まりつつある北米市場に投入される新技術が、日本市場に投入されるモデルにも反映されることを期待したい。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)