2021年はCR-Vもマイナーチェンジ予報。プラグイン・ハイブリッド(PHEV)の日本導入は実現するか!?
ホンダのミドルサイズSUV、CR-V。今や北米市場におけるドル箱モデルであるだけでなく、中国をはじめとするアジア諸国、さらに欧州でも販売される世界戦略車となっている。
そんなCR-Vのパワーユニットは、1.5リッターVTECターボと2リッターハイブリッド(e:HEV)の2種類となっているが、2020年9月に中国・北京で開催された北京モーターショーにおいて、CR-V PHEV(プラグインハイブリッド)も発表された。
この北京ショーでは、量産EVの方向性を示すコンセプトカー「Honda SUV e:concept」も世界初公開されているが、このCR-V PHEVはより市販化を前提としたモデルであり、2021年秋にも日本市場へ導入されるかも? とウワサされている。
現在、日本国内市場で販売されているCR-Vはガソリン車/ハイブリッド車ともに3グレード展開で、ガソリン車が2列シート仕様と3列シート仕様、ハイブリッドは2列シート仕様のみ。駆動方式はいずれもFFと4WDが用意されるなど、幅広いラインナップを誇る。
このミドルクラスSUVは、トヨタ・RAV4やハリアー、日産・エクストレイル、三菱・アウトランダーといったライバルがあり、さらに車両価格帯では輸入車も競合車種となってくる超激戦区。CR-Vにとって、PHEVは捲土重来を達成する一手となるだろうか。
ホンダの市販PHEVモデルといえば、現在もクラリティPHEVが販売中。クラリティは1.5リッター・エンジンに2モーターを組み合わせているが、さらに次世代となるCR-V PHEVでは現行ハイブリッドの2リッターDOHC i-VTECに同様のシステムを組み合わせたモデルとなる模様。
気になるのは価格設定で、現行モデルのCR-Vハイブリッドは392万5900円〜455万8400円。最大のライバルとなるトヨタ・RAV4 PHVは2.5リッターエンジンと前後の計2モーターを組み合わせ、469〜539万円。両者の中間ぐらいに価格設定が行われれば、大いに注目の存在となりそうだ。
(text:Honda Style magazine)