【新型CB1300】ファンは感涙!? 『赤フレーム』を採用した新型スーパーフォア/スーパーボルドール。最新の電子制御技術で安全性と快適性が向上!
ホンダは、CBシリーズのフラッグシップモデル「CB1300 SUPER FOUR(スーパーフォア)」および「CB1300 SUPER BOL D’OR(スーパーボルドール」の新型モデルを発表。スーパーフォア、スーパーボルドールともに専用サスペンションほか装備を充実させたSP仕様も継続設定され、計4モデルを2021年3月18日(木)より発売する。
ホンダのモーターサイクルを象徴するブランドであるCBシリーズだが、現行モデルCB1300のルーツとなるCB1000 SUPER FOURが誕生したのは1992年のこと。以来、幾度かのモデルチェンジを経て約30年に渡って販売され続け、最新モデルは1284ccの水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンを搭載。最高出力は113PS/7750rpmを発揮する。
今回、新型CB1300スーパーフォア/CB1300スーパーボルドールへのモデルチェンジに合わせ、開発メンバーは『大排気量モデルを操る楽しみの最大化』をキーワードに掲げ、上質で快適な走行を実現する電子制御デバイスを採用。外観デザインの変更は少ないものの、大幅に実用性をアップしている。
ボディカラーは標準車とSPでそれぞれ2色展開となっており、CB1300スーパーフォア/CB1300スーパーボルドールが「パールサンビームホワイト」と「ベータシルバーメタリック」を設定。そしてSPは「パールホークスアイブルー」と「キャンディークロモスフィアレッド」の2色となっている。
なかでも注目したいのは、レッド塗装されたメインフレームとゴールドのクランクケースカバーを備える標準車のパールサンビームホワイトだろう。特にハーフカウルを装備するボルドールは、往年のCB1100Rを思わせるスタイリングだ。
今回のモデルチェンジでは、全車にスロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブの制御を可能とする「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」を初採用。走行状況やライダーの好みに合わせてSPORT/STANDARD/RAINの走行フィーリングを任意に選択できる「ライディングモード」や、「ホンダ セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」を装備することで、ライダーの「操る楽しみの最大化」に寄与している。
また高速道路など長距離走行時において重宝するのが「クルーズコントロール」機能だ。一定速度を設定することで、アクセル操作を行わず巡航を可能とし、ライダーの疲労を軽減し上質かつ快適なライディングを実現してくれる。さらに5段階の温度調節が可能なグリップヒーターも冬季には嬉しい装備だ。
ホンダの四輪ではすでに装備されているが、急制動時にハザードランプを高速点滅することで後続車に急ブレーキをいち早く伝える「エマージェンシーストップシグナル」も、今回から全車に標準装備された。
そして標準装備ではなく純正アクセサリーとなるが、走行時にクラッチ操作を行うことなく、迅速でスムーズなシフトアップ/ダウン操作を可能とする「クイックシフター(2万6950円」も新たに用意されるなど、ライダーへの負担を軽減しつつ快適性や安全性に磨きをかけた新型CB1300スーパーフォア/CB1300スーパーボルドール。
車両価格はCB1300スーパーフォアが156万2000円、スーパーボルドールが167万2000円。CB1300スーパーフォアSPは 193万6000円、スーパーボルドールSPは204万6000円となっている。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)