走りだけでなく見た目もカッコイイ! まもなく登場予定の新型GROM、HRCからひとあし早くレースベース車両が発表
株式会社ホンダ・レーシング(以下HRC)は、ミニバイクのサーキット入門機種として好評を得ている「GROM(グロム)」のレースベース車両をフルモデルチェンジし、2021年3月より全国30箇所のHRCサービスショップ(以下サービスショップ)を通じて販売する。
GROMは、個性的で躍動感あふれるスタイリングを持ち、124ccの空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載したスポーツモデル。2013年に初代モデルが登場し、いくどかのマイナーチェンジを受けながら2020年現在も販売中だ。
製造はタイの現地法人であるタイ・ホンダ・マニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドが行っているが、2020年10月21日にフルモデルチェンジを発表。今回のレースベース車両は、この新型GROMから保安部品を外すなどしたモデルとなる。
新型GROMのレースベース車両は、2020年10月21日にタイで発表された新型GROMをベースに、レースに不要な保安部品等を取り外し、HRCキットパーツのECU、ハーネス、各種切り替えスイッチ等を組み込み、HRCがサービスショップに供給。さらに、サービスショップが独自開発したレース走行に必要なパーツ(カウル・ステップ・マフラー等)を組み込み、レース用コンプリート車としてサービスショップより販売する。
なお、この新型GROMレースベース車両はサーキット走行専用車であり、登録してナンバーを取得したり、一般公道を走行することはできない。
HRCでは、このGROMレースベース車を使ったワンメイクレース「HRC GROM Cup」を全国のサーキットで開催。モータースポーツの感動を体感できる環境を整えている。
新型GROM レースコンプリート車両 販売概要
【販売元】
HRCサービスショップ (下記参照)
※レース走行に必要なパーツ(カウル・サイレンサー・ステップ等)を組み込み、コンプリート車として販売
【発売時期】
2021年3月中旬
【小売価格】
各サービスショップに要確認
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)