【動画】ミッドオハイオのダブルヘッダー・レース2、佐藤琢磨選手は一時トップを走行も18位でフィニッシュ
2020年9月13日、オハイオ州のミッドオハイオ・スポーツカー・コースにて、2020インディカー・シリーズ第11戦が行われた。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 パナソニック Mi-Jack・ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨選手は、22番グリッドからスタートし、18位でフィニッシュした。
雨のなか大混乱に陥った予選を22位で終えた佐藤琢磨選手は、オープニングラップで起きた多重クラッシュを潜り抜けて19番手に浮上。続いてダルトン・ケルットがコースオフした際に大多数のドライバーがピットストップを行うなか、佐藤琢磨選手とマルコ・アンドレッティ選手だけはコース上にステイアウトし、琢磨選手はこの時点でトップに立った。
琢磨選手はトップを守ったまま32周目にピットストップを行ったほか、48周目にもピットストップしましたが、いずれもコース上の混雑した部分に復帰したため、結果的に18位でチェッカーフラッグを受けた。
優勝はコルトン・ハータ選手(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)、2位にアレクサンダー・ロッシ選手(アンドレッティ・オートスポート)、3位にスコット・ディクソン選手(チップガナッシ)となり、ホンダ勢が表彰台を独占した。
次戦の第12戦・13戦は、10月2-3日にインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースでダブルヘッダー・レースとして開催される。
佐藤琢磨選手コメント
「2回目のイエローでは全員がピットストップを行ないました。ここでなにかが起きるのを期待してステイアウトし、しばらくの間は首位に立って5秒ほどのリードを築きました。これは僕たちにとって必要なことでしたが、残念ながら、2回目のピットシーケンスを終えたところでトラフィックに捕まりました」
「このときはたくさんのドライバーがピットインとピットアウトを行った影響で僕たちは数秒ほどを失います。そして、すべてが終わったとき、僕たちはもとの場所に戻っていました。残念な結果でしたが、僕たちは挑戦をしなければいけません。僕たちにとっては難しいレースウィークでした」
(text:Honda Style magazine)