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【新型N-ONEを検証①】これはフルチェン!? はたまたマイチェン!? 今秋登場の新型N-ONE、まずは「Original」を検証

2020年秋にフルモデルチェンジが予定されている軽自動車「N-ONE」。徐々に新型の様子が明らかになってきた。ホンダは新型N-ONEの情報をホームページで先行公開しているが、そちらでアップされた情報をもとに、新型N-ONEの全貌について推測してみよう。

ヘッドライトとグリルまわりのデザインを一新。グリルは従来モデルに比べ、やや立てられているように見える

まず外観だが、正直なところ拍子抜けというか『どこが変わったかわからない?』と感じる人も多いのではないだろうか。2020年1月に開催された東京オートサロンにて、ひっそりと出展されたコンセプトモデルほぼそのままといった印象だが、一見して現行モデルとの違いがわかるのはフロントマスクの一部のみだ。

こちらは従来型N-ONE(標準ルーフ)前後ドアのラインなどは新型ともまったく同じ

それもそのはず、ボディは基本的に従来モデルのN-ONEとまったく同じ。正しくいうと、従来モデルに2015年から設定された低全高モデル『LOWDOWN』のボディ外板をキャリーオーバーする。そのため詳しいスペックは未発表だが、ルーフ全高は1545mm以下に抑えられているはず。一般的な立体駐車場であれば収まるサイズとなる。

フロントマスクでいうと、まずヘッドライトは特徴的な丸目デザインを継承しつつ、軽自動車初のLEDデイタイムランニングランプを採用。ヘッドライト周囲のブラックパネル部分は従来モデルでも徐々に縮小されたが、新型では左右ヘッドライトの中央真下からデザインが始まる。

グリル開口部の大きさは変更がなさそうだが、Hエンブレムはひとまわり拡大されているほか、別角度から見るとグリル全体の角度が起こされ「立って」いるように見える。またボンネットフードは変更がないようだが、こちらは従来モデルの途中から採用された、衝突時の歩行者保護に対応したリブが2本入っているタイプだ。

サイドのシルエットはほとんどといっていいほど違いはないので、そのままリアに回ろう。こちらももっとも目立つ違いはバンパー形状で、下部に反射板を備えたブラックのモールが装着された。そのほかリアのガーニッシュ部分が、新型ではカラードタイプに変更となっている。

LOWDOWNをベースとしているため、アンテナ位置は運転席頭上へと移動されているが、それ以外はほぼ同じ。細かいところでは、アナウンスはないもののハイマウントストップランプの形状が逆台形へと天地方向に拡大されているようだ。

外周部分が赤く光るリアのLEDランプ。ユニット内上部には「N」の文字が隠されている

まずは標準グレードの「Original」を題材に、外観デザインについて判明しているところを記してみた。続いては内装を見てみよう。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)