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【動画】インディ500におけるマルチウィナーは史上20人目! 佐藤琢磨選手が優勝者フォトセッションに臨む

第104回インディ500において、自身2度目の優勝を飾った佐藤琢磨選手。104回の歴史を持つインディ500の歴史において、複数回の優勝(マルチウィン)を達成したのは史上20人目。今シーズンにレギュラー参戦しているドライバーのなかでは、佐藤琢磨選手のみが達成している偉業である。

毎年、インディ500は5月の最終日曜日に決勝レースの翌日月曜日は祝日。その月曜日の午前中に、優勝ドライバーおよびチームはフォトセッションが行われる。優勝マシンをスピードウェイに配置し、ドライバーやスポンサー、チームスタッフなどが様々なパターンで撮影を行う。その撮影の模様が、動画で公開されている。

自身2度目の優勝者フォトセッションということで、落ち着いた雰囲気を見せる佐藤琢磨選手。ただ今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、開催時期が8月下旬へと約3ヶ月ずらされたこともあってか、撮影方法も少し変更が見られた。

インディアナポリス・モーターポリスには、レンガで作られていた往年の姿を現代に伝える「ブリックヤード」がスタート&フィニッシュラインとして残されている。フォトセッションではこのブリックヤードの手前にマシンを並べ、ターン1側からターン4を背景に撮影するのだが、今年は正反対にターン4側からターン1を背景に撮影が行われた。

フォトセッションに使用されるマシンは、もちろん前日のインディ500で優勝したマシンそのもの。優勝セレモニーではミルクを飲み、そして浴びるパフォーマンスが恒例となっているが、その際にマシンにかかったミルクの跡も残されたまま撮影に臨んだ。

今回のインディ500優勝は、佐藤琢磨選手にとって自身2度目、インディカー・シリーズにおける勝利としては通算6勝目となる。インディ500優勝の余韻にひたる間もなく、同週末の8月29-30日にはイリノイ州ゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイにて第8-9戦がダブルヘッダーとして行われる。

そして今シーズンは変則的なスケジュールとなっているため、10月2-3日にインディアナポリス・レースウェイのロードコースにて、第12-13戦がダブルヘッダーとして行われることとなっている。オーバルを2度制した佐藤琢磨選手がロードコースも制し、真の「インディ・マイスター」となることを期待したい。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)