【動画】インディカー・シリーズ第4戦、ローゼンクヴィストが初優勝! 佐藤琢磨選手は8位フィニッシュ
2020年7月12日、ウィスコンシン州エルクハートレイクにあるロードアメリカにおいて、インディカー・シリーズ第4戦の予選と決勝が行われた。
前戦第3戦の翌日に、予選&決勝を同日に行うワンデーレースとして開催され、レースは2019年からインディカー・シリーズへと戦いの舞台を映したフェリックス・ローゼンクヴィスト選手(チップ・ガナッシ)が初優勝。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 パナソニック/MiーJack ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨選手は8位でフィニッシュした。
佐藤琢磨選手は、予選のグループ1で6番手に相当する1分45秒4320を記録し、12番グリッドを獲得。決勝レースでは、1回目のピットストップを行なう直前の16周目に4番手まで浮上する。
28周目に行った2回目のピットストップでも同様に4番手まで順位を上げ、やがてライバルがピットストップを行って順位を下げたあとも、37周目にはウィル・パワーをオーバーテイクするなど好調ぶりを見せる。
3回目のピットストップを行うときに8番手となっていた佐藤琢磨選手は、そのままのポジションでコースに復帰。終盤はジョセフ・ニューガーデンが猛追してきたが、琢磨選手は自らのポジションを守り切って8位フィニッシュを果たした。
優勝したフェリックス・ローゼンクヴィスト選手は、これがインディカー・シリーズ初優勝。チップ・ガナッシとホンダは、開幕から4連勝となった。次戦の第5戦は、7月17日と18日にアイオワ・スピードウェイで開催される。
佐藤琢磨選手コメント
「昨日以来、マシンのバランスが改善できなかったので、昨晩は大幅な変更を行いました。したがって、ちょっとしたギャンブルというか、わからないところがある状態で予選に臨みました。予選では2セットのレッド・タイヤを使わなければならず、これは決勝レースでの戦い方を犠牲にするものですが、これでスターティングポジションを上げられるのでよしとしました」
「スタートでは、僕の前を走るドライバーたちが大きなクラッシュを演じて行き先がなくなったため、過去の3レース同様、大きく順位を落としました。その後、徐々に挽回を図っていきます。また、ピットストップではメカニックたちが素晴らしい働きをしてくれました。結果的にかなりポジションを上げて終盤は8位を目指して戦いました。決して理想的な展開ではありませんが、ペンスキーと争ったのですからそれほど悪くないと思います。ここまで10位、9位、8位と決勝の順位が徐々によくなっているので、次のアイオワでもこの流れを保てることを期待しています。次戦も全力で戦います!」
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)