シビック・タイプR[FK8]、マイナーチェンジを受けた2020年モデルの発売を延期。新しい日程は未定
ホンダは、2020年夏に販売を予定していたシビック・タイプRのマイナーチェンジモデルを、世界的な脅威となっているコロナウイルス感染症拡大に伴う生産活動への影響により、発売延期すると発表した。
2020年初頭の東京オートサロンにてお披露目された2020年モデルのシビック・タイプRは、冷却性能向上を目的としたフロントグリル形状の変更、シビック・ハッチバックと共通イメージとなるバンパー左右のモール追加といった外観変更のほか、フロントブレーキに2ピースローターを採用するなど走りの面でも進化が図られた。
内装ではシフトノブ形状が一新されたほか、ステアリングやシフトブーツなどにアルカンターラ素材を採用するなど、よりいっそう質感を高め、商品性を向上させている。
FK8型シビック・タイプRは、日本仕様を含むすべての世界各市場向けのモデルを、英国のスウィンドン工場で製造している。同工場は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため2020年3月から一時的に生産をストップしていた。
2020年6月に入ってからは生産を再開しており、北米市場では販売も始められていたが、日本国内市場へは当初の予定だった今夏の導入は厳しいと判断された模様だ。なお新しい発売日については、決定しだい改めて発表するとしている。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)