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【GT500】64号車Modulo NSX-GTはドライバーラインナップを一新して2020年シーズンに挑む

ホンダアクセスは純正アクセサリーブランド「Modulo」として、2020年シーズンのSUPER GT GT500/GT300の2チームをタイトルスポンサーとしてサポートする。

2020年シーズンのGT500クラスに参戦する伊沢拓也選手(左)、大津弘樹選手(右)、そして中嶋 悟 総監督(中央)

GT500クラスに参戦するModulo Nakajima Racingは、ドライバーラインナップを一新。ベテランドライバーの伊沢拓也選手と、2018-2019年シーズンにGT300クラスへ参戦した大津弘樹選手がステップアップをしコンビを組む。

2020年のSUPER GTシリーズでは、GT500クラスに採用される新レギュレーションにより、NSX-GTは新たにFRレイアウトを採用。右ドアに配置されるエキゾーストが特徴的だ。また64号車は、車名も「Modulo NSX-GT」へと変更されている。

この64号車Modulo NSX-GTのカラーリングデザインは、GT300クラスに参戦する34号車Modulo KENWOOD NSX GT3と同様にホンダアクセスのデザイナーが担当。2019年マシンでは、車体全体に点在していた白色の部分を前方から後方まで延長することで、後方に風が抜けるようなイメージと伸びやかさを表現した。

またリアウイングも白くすることで車体のワイドさを強調し、迫力のあるシルエットを実現している。

2020年3月14-15日に岡山国際サーキットで行われた公式テストは、コロナウィルス感染拡大対策のため関係者のみで行われたが、64号車Modulo NSX-GTを駆る伊沢拓也選手/大津弘樹選手も無事にテストプログラムを消化。開幕へ向けて有意義なテストとなった模様だ。

Modulo Nakajima Racingは、2019年の第7戦(SUGO)で2位表彰台を獲得。さらにDTMとの交流戦では優勝を果たしており、2020年シーズンはチームとして2017年の鈴鹿1000km以来となる優勝が期待される。

ホンダのエースドライバーを長年務めてきた伊沢拓也選手と、次代を担う大津弘樹選手がステアリングを握る64号車Modulo NSX-GTの活躍に注目したい。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)