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【TAS20】新型フィットがベースのModulo X concept、東京オートサロン2020のホンダブースにはやくも登場!

2019年10月に行われた東京モーターショーにおいて、いよいよお披露目された新型フィット。4世代目となる新型は、ユーザーのライフスタイルなどにあわせて5タイプのモデルがラインナップされ、2020年2月より発売が開始される。

次世代コンパクトカーの旗手として期待がかかる新型フィットだが、はやくもコンプリートカー・シリーズ「Modulo X」の登場を示唆するコンセプトモデルが披露される。

2020年1月10日から12日まで、千葉県・幕張メッセにて開催される「東京オートサロン2020」のホンダブースにおいて、「FIT Modulo X Concept」が展示される。

ベースモデルや内容などは不明だが、事前公開されたイラストを見るとメッシュタイプを採用した専用グリルのほか、「FREED Modulo X Concept 2020」とイメージを共有するフロントバンパー、さらにリアバンパーもデュフューザー形状を採用した専用デザインのものが装着されている。

そのほか外装では、サイドミラーやリアガーニッシュ、そしてシャークフィンアンテナを含むルーフがブラックにペイントされ精悍な印象を高めている。ただルーフまわりに関しては、VEZEL Modulo Xでもプロトタイプの時点ではブラック塗装されていたが市販版ではボディ同色となっていた経緯もあるため、もしFIT Modulo Xが市販化された場合もどのような処理になるかは微妙なところ。

脚まわりでは、ホイールデザインはS660の純正アクセサリーとして設定されている「MR-R01」に似ている。S660用リアホイールのサイズは16×6.5J +50だから、これを4本通しで装着しているのだろうか。ただリム部分を切削あるいはメッキ処理としたデザインはこれまでになく、FIT Modulo X Conceptだけのアイデンティティだ。

またModulo Xシリーズであれば、これまでの各モデルと同様に専用開発されたサスペンションを装着していると思われるが、イラストではあまり車高は下がっていないように思える。またインテリアについても、ヘッドレストはベース車両同様の別体式で、VEZEL Modulo Xに採用されたスポーツシートではなさそう。もっともこのあたりは、市販モデルまでに変更される可能性はありそう(市販されればだが)。

北米市場では2020年モデルとしてFIT3が販売中。純正アクセサリーを装着したスポーティ仕様の「HFP」もラインナップされる

惜しまれるのは、現時点で新型フィットにはスポーティグレードの「RS」が存在していないところ。第3世代のRSでは1.5リッター直噴DOHCと6速MTが組み合わされ、まさに現代のボーイズレーサーという乗り味が楽しめただけに、タイプRやModulo Xの設定を期待する声は大きかった。

それだけに新型フィットのスポーティグレードへの期待も高まるが、はたしてModulo Xはどのような仕様で登場するのだろうか。まずは東京オートサロンのホンダブースで、「FIT Modulo X Concept」をじっくりと眺めてみたい。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

東京オートサロン2020
www.tokyoautosalon.jp/2020/
日時:2020年1月10日(金)〜 1月12日(日)9:00~18:00(一般公開日)
会場:千葉県・幕張メッセ