純正風デザインがカッコイイ、S2000用ワイドフェンダーが日本上陸!
2019年に発売から20周年を迎えたS2000。ホンダにとって数少ない後輪駆動車であり、今なお多くのファンに愛されているモデルだ。20年というモデルライフのあいだにチューニングのトレンドは変化し、またオーナーの年齢層が上がっていることもあって、近年では純正のボディラインを生かしたカスタムに原点回帰している傾向がある。
そんななか注目なのが、『Vaikhari(ヴァルカーリ)』が発表したワイドフェンダー(13万8000円/左右セット)だ。2019年に誕生したばかりのヴァルカーリは、ロサンゼルスを拠点とし、グローバルタイムアタック車両やサーキットユースの車両を数多く製作、セットアップにも定評があるエンジニアが立ち上げたブランドである。
一見すると純正フェンダーのようにも見えるが、正面から見るとワイドぶりが伝わるはず。素材はスチールを使用し、軽量さよりも純正のように見える自然なラインや質感を重視したデザインとなっている。片側で約30ミリのワイド化を実現し、すでにアメリカではプレオーダーが集中するほどの人気だとか。
すでに日本市場への販売も決定しており、インターネットで購入することが可能だ。
そして、このヴァルカーリ製ワイドフェンダーにジャストフィットするホイールが「Exclusive Hyper X」だ。人気の鍛造ホイールメーカー「Titan7」とVaikhariの協働により誕生したスポーツホイールで、圧倒的な高剛性と軽量性を両立させている。
フェイスデザインはシンプルな10スポークタイプで、シックな印象。サイズは17×10J +50で、ほとんどのビッグキャリパーに対して装着が可能となっている。カラーはシルバーとブラックの2種類が用意される。
そしてアルミホイールとともに、愛車の足もとを彩ってくれるのが「オープンエンド チタン製ラグナット(4万4000円/20本セット)だ。
ナット本体はチタン特有の焼き色を放ち、オーナーの満足度を高めてくれる。各ラグナットの底面にはスイベルがあり、ホイールに傷がつきにくいよう配慮がなされているのも嬉しい。
登場から21年めを迎えるS2000だが、チューニングの世界ではまだまだ人気モデルであり、新作パーツの登場によりさらに先のステージを迎えそうな予感だ。ヴァルカーリの今後は、ホンダ車を中心としてサーキット走行を行うユーザーに向けたハイパフォーマンスパーツを順次追加していく予定とのこと。今後の展開に注目だ。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)