いちど食べたら絶対にハマる!? アメリカ最新ファスト・フード事情。
アメリカといえばファスト・フードというイメージを抱いている人も多いでしょう。私は最近、ハンバーガー系ではアービーズが気に入ってるかも。日本ではもう随分と長いこと見てないので、おそらく撤退しちゃったんでしょう。残念。アメリカでは、むしろ近年人気上昇中と見えているけどね。急上昇ではないものの、ジワジワ勢力を伸ばしている印象です。
そのアービーズといえば、ローストビーフ・サンドイッチが定番。サンドイッチって名前になってるけど、形態は日本で言うというところのハンバーガーで、丸いバンズに薄切りの肉を何層にも重ねて挟んでいる。これは現在も販売中で、安定した人気が保たれているんでしょう。
ホース・ラディッシュの辛いソース(ホーシー・ソースって呼ばれてる)をお好みでかける。店には大きなサーバーがあるので、好きなだけ取ってください。持ち帰りの時は店員さんにお願いしよう。日本のハンバーガー・チェーンはソースの数をケチるけど、アメリカではケチャップでもホーシー・ソーズでも、ナゲットのディッピング・ソースでも何でも気前よくくれるんで。
ここ何年か、アメリカのアービーズは”WE HAVE THE MEATS”というキャッチフレーズで推している。ロースト・ビーフが売りの全米チェーンだけれど、もっと”肉々した”新メニューを、期間限定などをフル活用して次々とリリースしている。で、コレらが実にウマイんだな。
フライド・ポテトやオニオン・リングなど、サイド・メニューもカリカリでおいしい。さらにアメリカでは多くのファストフードがコーラほかソーダ類は店内なら飲み放題。二種類のドリンクを独自のブレンドにして飲んでる人もいる。なのでアービーズ(に限らないけど)へ行った日は、カロリーの過剰摂取となってしまう。ま、バーガー系を食べに行く時は、カロリーのことなんか忘れちゃうしかないワケで……。
また、マクドナルドをはじめとするメジャーチェーンの1ランク上のバーガーを出すのが、アメリカ大陸の西海岸側ならIN-N-OUT(イン・N・アウト)と、東海岸からスタートして今は西にも結構進出しているファイブ・ガイズだ。どちらの店もハンバーガーがおいしい上に、じゃがいもを店で皮剥きして、剥いてすぐに揚げて出している。
ファスト・フードじゃないけど、レッド・ロビンというハンバーガーを出すレストランがある。肉もしっかりしてるし、フツーにおいしい。頼んだのはベーコン・チーズ・バーガー。ベーコンを入れると何でもワンランク上のおいしさになるって説があるけど、本当。当然カロリー・アップだけど。
それと最近は、ケンタッキーフライドチキン(KFC)以外にも人気を伸ばしているチキン系チェーンがある。チック・ア・フィレとポパイズ・ルイジアナ・キッチンがそれ。チキンが選ばれてるのはヘルシー志向もあるのかな?と思ってたが、どちらのチェーンでも人気メニューはディープ・フライしたチキンのサンドイッチ。ビーフよりはマシ……ってぐらいか。
人気のほどをチェックしようとランチ・タイムに行ってみたら、長〜い列ができてた。チキン・サンドにはあまりそそられない私としては、フライじゃなくグリルしたチキン・ナゲットをオーダー。ディップするソースにバラエティがあるところがウレシー。
店内にはチキン入りのサラダを食べている人もいました。結構なビッグ・サイズのをね。
ヘルシー志向で行きたい時にはパネラ・ブレッド。チキンとフルーツのサラダがとてもおいしい。ただし、それになぜかポテト・チップスがついて来た。店名の通りにパン屋さんなので、菓子パン系も色々ある。バゲットや食パンなど、家で食べる用も取り揃えている。
コーヒーもスターバックスなみに本格的なので、ちょっとユックリしたい時に立ち寄るのもアリかもしれないね。
(text:Hiko AMANO 天野雅彦)
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