【EICMA】ミラノショーで次世代クロスオーバーのコンセプトモデル「CB4X」を初披露
ホンダは、イタリア・ミラノで開催されているEICMA 2019(ミラノショー)において、ヨーロッパ地域の研究開発拠点であるHonda R&D Europe(ローマ)が手掛けたコンセプトモデル「CB4X」を出展した。
CB4Xは、CBR650Rのエンジンを搭載したクロスオーバースタイルを思わせるスポーツツーリングモデル。燃料タンクの上部が前方に伸びた特徴的なデザインを採用し、フロントカウルと一体となったアジャスタブルスクリーンによって、一体感のあるフォルムが特徴となっている。
LED製のヘッドライト類はフロントカウル下側にまとめて配置され、またフレーム類もブラック塗装されることで、フロントカウルからガソリンタンク、そしてシートカウルに伸びるデザインを強調。躍動感を感じさせるデザインとしている。シートカウルを支えるサブフレームはアルミ製を採用し、シングルシーターとすることで短くシャープなリアデザインを実現した。
ウインカーやサイドミラー、テールレンズといった保安部品が備わらないものの、片持ち式スイングアーム・プロアームを採用したリアまわりや右二本だしマフラーなど、細部まで作り込まれた仕上がりは市販車のプロトタイプといえるほど。ぜひ市販化を期待したいモデルだ。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)