【19BAS】バンコク・オートサロン2019が開幕。ホンダブースのメインはModulo仕様アコード
2019年7月3日(水)より、タイ・バンコクのインパクト・チャレンジャーホールにて『バンコク・オートサロン2019』が開幕した。2012年の初開催から数えて7度目(2014年はタイの政変により中止)の開催となり、今年は7月3日(水)〜7日(日)の5日間で行われる。
例年、ホンダ・ブースでは純正アクセサリー・ブランドのModuloパーツ装着車両が展示されるが、今年の主役となったのは新型アコード。1976年に初代モデルが登場したアコードは、現行モデルが10世代め。2017年より北米市場(アメリカ&カナダ)で販売が開始され、2018年には中国市場にも投入。そして2019年よりタイ市場でも販売が開始される。
グレードはTURBO EL/HYBRID/HYBRID TECHの3種類で、パワートレインはガソリン車が1.5リッターVTECターボ、ハイブリッドは2リッターi-MMDとなる。価格帯はTURBO ELが約150万バーツ(約530万円)、ハイブリッドは約164万バーツ〜約180万バーツ(約580万円〜約630万円)だ。
ホンダブースのメインステージに展示されたアコードは、1.5リッターVTECターボを搭載するTURBO ELグレードに、純正アクセサリーのModulo用品を装着した仕様。前後アンダースポイラーやサイドステップ、トランクスポイラーなどが装着されている。
純正のフォルムを引き立たせるべくデザインされたエアロパーツは、各所にメッキパーツを組み合わせて上質さや洗練さを感じさせるもの。大型セダンならではの威圧感を強調しすぎることなく、上品な印象にまとめられている。
インテリアは基本的にベース車両と同様だが、ブラックレザーを基調としたシートやウッド調パネルを用いたインパネは質感も高く、タイ市場におけるフラッグシップ・セダンにふさわしい仕上がりを感じさせる。
1.5リッターVTECターボ装着車は、ステアリング背後に備わるパドルを操作することで走りも楽しめる仕様となっており、シビックやシティ(日本名グレイス)といったスポーティセダンの人気が高いタイでも注目を集めそうだ。
アコードといえば、長らく日本市場でも販売されているモデル。2019年7月4日の時点では国内新車ラインナップに名前は残っているものの、先代(9代目)モデルが継続して販売されている。今回、10代目アコードとしては初めての右ハンドルモデルとなるが、コーションプレートを見る限り、製造はタイ工場の模様だ。
今回、右ハンドルモデルが発表されたことで、10代目アコードの日本市場投入が近づいたとすれば嬉しいニュースだが……。はたしてどうなるだろうか。
(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)