アメリカで大人気のバスプロ・ショップは家族全員で楽しめるアミューズメント施設だ!
今回は、アメリカだなぁ……と思いっきり感じさせられる店、バスプロ・ショップを紹介します。
ブラックバスをルアーで釣る。日本にも定着して長いけど、その本場はアメリカで、南部の方だとバスのサイズもかなりデカいのがいるって話。誰にでも気軽に楽しめ、そこそこ釣れちゃうから人気が高いんだと思う。
バス釣りのプロトーナメントもアメリカにはある。いくつ団体があるか知らないが、メジャーと思われるシリーズのウェブサイトに行ったら、エリート・クラスを見ただけで75人ものプロが紹介されてた。みんなスポンサーロゴがところ狭しと載っかってるシャツを着用。とうことで、アメリカではこんな巨大なバス釣り系の店がチェーン展開され、繁盛してるわけです。
釣竿=フィッシング・ロッドだけで一体どれだけ並べられているのか……。数える気にもならない、呆れるほどの数が並んでた。天井が高いから、竿も使える状態に長く組んだ状態で並べられている。
リールのバリエーションにもびっくり。ロッドのハンドル部分に装着された状態で並べてるところは、さすが。実際に竿につけての使い勝手をお客さんがチェックできるようにってことだよね、あれ。
店の中にある巨大な水槽、この店のは高さ6メートルぐらいの滝まであって、バスや他の魚が泳いでた。餌をやるショータイムもあるって話。店内の別の場所には橋があって、その下を川が流れてた。
店の外にはボートがズラ〜と並ぶ。大きいのから小さいのまで、値段の高いのから手頃なのまでバリエーション豊富。
個人的にはワイン・レッド/ブラックの”ポンツーン・ボート”が気に入った。随分と前にニューハンプシャー州で友だちに乗せてもらったが、その超・豪華版て感じのを今回発見。値段は6万5000ドル(!)だって。
梯子をよじ登ってデッキをチェックし、その広さに驚いた。14人乗りだって。前も後ろもソファで、コックピットもかっこよかった。運転席が右側なのは、ボートは世界共通で左舷側を接岸するのが一般的だから。乗員の乗り降りは左舷から行うので、運転席は右側ということだろう。
この値段でエンジンは別売らしく、一昔前のチューンド・カー並みの2.6リッターDOHC直列6気筒スーパーチャージャー付きが400馬力=2万5000ドルでリストされてた。両方で約9万ドルってことか。
ポンツーン・ボートは天気のいい日に湖の水面に出て、の〜んびり過ごせるところがいい。釣りもやる気になれば、できる。
バスプロショップは釣りだけじゃなく、アウトドアの専門店として、もうジャンルを問わず、もう何でもかんでも置いてある。お店に入って、入場者数を勘定するゲートを通った直後には、左側に衣類、右側には帽子などを売っているスペースがある。
この左右両側に、とてつもなく広い売り場が展開されている。正面の奥がバスフィッシングのコーナーで、その周りで違う釣りの道具を取り扱ってて、右はATVとかマリンスポーツ系。
左奥はハンティングのコーナーで、大きなスペースがとってあった。銃とか、迷彩の服とか、鍵付きの銃保管用ロッカーとかが並んでた。登山靴からハイキング用シューズ、長靴、防寒シューズ……と、靴だけでも物凄い数。
店が広過ぎるからじゃないだろうけど、なかには食べ物屋さんもある。出してるのは、主に甘いもの……てとこがまたアメリカらしいよね。
(text:Hiko AMANO 天野雅彦)
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