インディカー・シリーズ第3戦アラバマ、佐藤琢磨選手がポールポジションを獲得
北米インディカー・シリーズは、はやくも第3戦アラバマを迎えた。2019年4月6日に、アラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークで行われた公式予選において、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨選手は、自身8度目となるポールポジションを獲得した。
予選グループ2から臨んだ第1セグメントを5番手で通過した佐藤琢磨選手は、12人が挑んだ第2セグメントで4番手タイムをマークし、ファイアストン・ファスト6に進出。ここで1分8秒5934のベストタイムを記録し、今季初のポールポジションを獲得した。
佐藤琢磨選手がインディカー・シリーズでポールポジションを獲得したのは、2017年のポコノ以来。これまでは特設コース、ショートオーバル、スーパースピードウェイでのポール獲得で、常設ロードコースでの予選トップは今回が初となる。
佐藤琢磨選手が所属するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、チームメイトであるグレアム・レイホールが2番グリッドを獲得したため、フロントローを独占。これはチームが設立されて以来、初めてのこと。
決勝レースは現地時間4月7日、昼過ぎよりウォームアップ走行が行われた後、夕方よりレーススタートが切られる。
佐藤琢磨選手コメント
「チーム全員でこの成績を手に入れました。フロントロウを独占するなんて、夢のようです。エンジニアはメカニックと協力して懸命に働いてくれました。本当に素晴らしい努力でした。彼らのことを心から誇りに思います」
「この結果にはとても驚いています。ロードコースでのポールポジションは今回が初めてです。何年間もこれを夢見てきました。今日はすべてのことがひとつにまとまりましたし、チーム全体に心から感謝しています。ポールを手に入れたのはよかったと思いますが、今日は土曜日でこれは予選に過ぎません。本当の試練は明日です」
「今日、トップ6に入れなかった有力チームが明日のレースで猛チャージを仕掛けてくるのは間違いありません。僕たちにとって決勝は大きなチャレンジとなるでしょうが、フロントロウを独占したことはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングにとって理想的なシナリオです。チームにとってこれ以上、ハッピーなことはありません」