【動画】アキュラがロングビーチGPのタイトルスポンサーに
2019年3月10日のセントピーターズバーグで、今年もインディカー・シリーズが開幕を迎える。日本人として唯一、フル参戦を続ける佐藤琢磨選手は今年で参戦10年目を迎える。さらに2019年よりインディカー・シリーズの冠スポンサーにNTTが決定し『NTTインディカー・シリーズ』となるなど、例年以上に日本国内からの注目度は高まっている。
そんなNTTインディカー・シリーズには、インディ500をはじめとして名物的な存在のレースがいくつか行われているが、毎年4月下旬にロサンゼルス郊外で行われるロングビーチ・グランプリ(GP)もそのうちのひとつだ。
ロサンゼルス中心部からクルマで約30分ほど南下し、太平洋に面した風光明媚な街の市街地を舞台に行われるロングビーチGPは、かつて1976〜1983年にはF1世界選手権が開催され、以後CART/チャンプカーそしてインディカー・シリーズが継続して行われてきた名門レースだ。
そのロングビーチGPのタイトルスポンサーに、ホンダが北米市場で展開する「アキュラ(ACURA)」が決定し、ホンダ/アキュラはプロモーション映像を公開した。
タイトルスポンサー契約は2019年からの複数年と発表されているが、インディカー・シリーズに参戦するHONDAブランドではなくACURAブランドでのスポンサー契約となった理由は、このロングビーチ・グランプリがNTTインディカー・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの併催イベントであるからだろう。
2018年からIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに参戦したアキュラは、チーム・ペンスキーとのタッグで最高峰のDPiクラスに参戦。マシンはアキュラARX-05は、2018年のロングビーチでチーム初となるポールポジションを獲得したほか、北米におけるホンダの地元であるオハイオにて初勝利を記録した。
さらにGTD(GTデイトナ)クラスでは、メイヤー・シャンク・レーシングが2台のNSX GT3 Evoで参戦。86号車は開幕戦のデイトナ24時間で5位入賞。もう1台の57号車は、実力派の女性ドライバーによるチームということでも注目を集めている。
NTTインディカー・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップという、北米を代表するレースシリーズの併催イベントとして行われるロングビーチGPは、2019年4月12~14日に開催される。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)