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インディ500観戦はゴルフもセットで楽しめる!?

インディ500が開催されるインディアナポリス・モータースピードウェイは、テレビで空撮を見て、インフィールドにゴルフ場があるのに気づいた人、いると思います。

1990年に大幅なリモデルがされて、ブリックヤード・クロッシング・ゴルフ・コースって名前になり、シニアPGAのトーナメントが1994年から何年か開催されました。初代ウィナーはニッポンの青木功でした。

インフィールドに3ホール、バックストレッチ側に15ホール。プロの試合ができちゃうほど素晴らしいコースなんです。今年は私、残念ながらラウンドできませんでしたが。ゲイトウェイでのレースに行く前後にでもチャンスがあったら……とは思ってます。

このコースの大改修を担当したのは、インディアナ州出身で世界有数のゴルフコース設計家となったピート・ダイです。日本でも20以上のコースを設計してます。

ブリックヤードの今年のラウンド・フィーは、彼らのウェブサイトによるとGPS付き乗用カート込みで110ドル。プレイリー・ビューは75ドルでした……が、私はもうシニア料金でいいので、なんと45ドルでプレーできる!

私が行ったのはプレイリー・ビュー・ゴルフ・クラブ。インディアナポリスのすぐ北のカーメルという地域にある。スピードウェイからクルマだと45分ぐらい

ブリックヤードに行けなくても、インディアナポリス近郊には、私が知ってる限りでも4つのダイ設計コースがあります。そのうちのひとつ、プレイリー・ビュー・ゴルフ・クラブでプレイして来ました。インディカーGPとインディ500の合間にね。

とあるゴルフ好きインディカー・ドライバーがいた頃に何度か行ったことがあったけれど、コースが難しかったのと、プレイ費用が高かったのとで足が遠のいてましたが、「たまには違ったコースもいいな」ということで。

クラブハウスにも1ホール目にも何の記憶もなし。元々持つゴルフ脳の弱さに年齢による記憶の劣化が重なっちゃってます。コース後半で記憶が蘇って来たコースが幾つかありましたけど。

ピート・ダイ設計のコースは、結構”いやらしい”。フェアウェイでも平らな場所はほとんどなく、ハザードは多め。バンカーだけじゃなく、池やクリークが一打一打に絡んでくるから、リラックスして打てるショットは少ない。そして平らで退屈なグリーンはほとんどない

プレイリー・ビュー・ゴルフ・クラブの設備は超一流でシャワールームも完備してるし、日本のコースほどの大きさはないけど、バーのついたレストランもある。

ドライビング・レンジも大きいし、パターやアプローチの練習施設まで充実してて、ゴルフスクールも併設されてます。コースのメインテナンスも上々。

そんな気持ちいいコースなのに、ロッカールームでメンバー料金を見て、またビックリ! 35歳以下だと、4月1日から10月31日までの期間ラウンドし放題で1,900ドル(約20万円ちょい)です。この7ヶ月間に期間が設定されているのは、冬が寒いインディアナではこのぐらいの期間しか楽しくゴルフできないから。

さらに奥さんか旦那さんもメンバーになる場合の追加料金は650ドルだけ。35歳以上は同じ期間でおおよそ40万円になります。やっぱりアメリカのゴルフは日本に比べてだいぶ安いです。機会あれば、ぜひアメリカの空の下でプレーをしてみてくださいね。

(text:Hiko AMANO 天野雅彦)
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