トロロッソのF1ドライバーに新型シビック・タイプRが納車
今シーズンのF1に、レッドブル・トロロッソ・ホンダから参戦しているドライバー、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーに、新型シビック・タイプRが納車された。
これはホンダの欧州部門であるホンダモーターヨーロッパが発表したもので、2名のドライバーのプライベートカーとして、新型シビック・タイプRが与えられたというもの。
ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、FF市販車最速となる『7分43秒8』のラップタイムを記録したことで知られる最新シビック・タイプR[FK8]は、欧州だけでなく日本そして北米市場へも導入される世界戦略車。生産はすべてHonda of the U.K.のスウィンドン工場で行われ、世界各地に輸出される。
エンジンは先代FK2に搭載されたK20C型ユニットを改良して搭載し、最高出力320ps/最大トルク40.8kg-mを誇る。欧州仕様のタイプRは0-100km/h加速が5.7秒、最高速度は272km/hに達するとのこと。
その新型シビック・タイプRを受け取った2名のドライバーは、以下のコメントを発表した。
ピエール・ガスリー選手
「自分の日常用のクルマとしてシビック・タイプRを所有できるなんて、とても幸運です。フランス南部の代表的な道であるルート・ナポレオンを試乗するのを楽しみにしています。サーキットでも、限界までプッシュできるかもしれないですね」
ブレンドン・ハートレー選手
「僕が初めて所有したクルマは、1996年式のホンダ・シビックでした。だから最新モデルのシビック・タイプRへアップグレードできたことに、とても興奮しています。ただF1のレーススケジュールは21戦もあってとても忙しく、なかなか走らせることができないのが唯一残念です」
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)