Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. NEW CAR
  3. 【ホンダアクセス】待望のコンプリートカー、S660 Modulo X concept の市販モデルはいよいよ2018年夏に登場か!?

【ホンダアクセス】待望のコンプリートカー、S660 Modulo X concept の市販モデルはいよいよ2018年夏に登場か!?

2018年1月に開催された、東京オートサロンそして大阪オートメッセのホンダ・ブースに展示された『S660 Modulo X concept』。ご存知、ホンダアクセスが手がけるコンプリートカー・Modulo Xシリーズの最新モデルであり、車名の最後にconceptと付けられてはいるが、明日にも市販ができそうな高い完成度が注目を集めた。

どちらのショー会場でも車両の周辺は大混雑で、ゆっくり見られなかったという人も多いはず。そこで今回は、じっくりとS660 Modulo X concept の各部を見てみよう。

まずエクステリアでは、純正アクセサリーのフロントフェイスキットとも異なる、Modulo X concept専用デザインのフロントバンパーが印象的。シリーズに共通するXの文字をイメージさせるデザインは、デザインだけでなく空力性能にも拘り抜いて開発しているという自信作。サイドミラーもボディ同色ではなくブラック塗装となる。

リアバンパーは純正アクセサリーのリアロアバンパーと同形状。ロールトップは限定販売されたconcept editionと同じく、ボルドーレッドが標準装着されている。

純正アクセサリーで人気アイテムとなっているアクティブスポイラーも標準装備。車速が約70km/hになると自動で上昇し、約35km/hで格納される電動スポイラー。S660 Modulo X conceptでは、スポイラー上面にカーボン製のフラップが追加されている。

インテリアでは、2017年5月に発売された特別仕様車、Bruno Leather Editionと同様に2トーンタイプの革巻ステアリングやレザーシートを用意。トランスミッションはCVTも設定されるかどうかは発表されていないが、展示車両は6MT車だった。シフトノブも純正アクセサリーのチタン製を装着している。

さらにメーター内には Modulo X のロゴが輝き、シフトノブ手前には専用のプレートが装着されるなど、オーナーの所有欲をくすぐる。

ホイールは ModuloのMR-R01を装着。ブレーキローターはドリルドタイプに変更されている。ブレーキパッドに関しては発表がないが、Moduloのスポーツブレーキパッドだろうか? そして注目のサスペンションは、前後とも5段階の減衰力調整機構が備わるModulo X concept専用タイプ。純正アクセサリーでは減衰力固定式となっていたため、どんな乗り味の違いを見せるのか非常に興味深い。

まだ詳細なスペックや発売時期、車両価格も未発表の S660 Modulo X concept だが、同シリーズには開発アドバイザーとして土屋圭市氏が関わっていることもあり、そのパフォーマンスは大いに気になるところ。

2016年10月に発売された「S660 MUGEN RA」は全国限定660台、価格は289万円(税込)だった。6MTだけでなくCVTも設定されていた

S660ベースのコンプリートカーでは、M-TECが2016年秋にS660 MUGEN RAを発売しているが、両車の開発コンセプトやドライブフィールの違いなども注目したい。

ホンダスタイルでは今後もS660 Modulo X conceptの続報が入りしだい紹介していくので、ぜひお楽しみに。そして現在発売中のホンダスタイル89号でも、このS660 Modulo X conceptを詳しく紹介しているので、ぜひお楽しみください!

(photo:Satoshi KAMIMURA 神村 聖 text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)