【NAIAS18】インディカーが2018年型エアロキットを披露
2018年のデトロイト・ショーには、アメリカのオープンホイール・レースのトップカテゴリーであるインディカー・シリーズもブースを出展。2018年から採用となる新規定のエアロキットを装着したマシンを展示し、シリーズの魅力を語った。
昨シーズンのインディカー・シリーズは全チームが同じDW12シャシーを用い、エンジンサプライヤーであるシボレーとホンダがそれぞれ独自開発されたエアロキットを装着していた。しかし2018年からは、全チームが同じシャシーと同じエアロキットを装着する。
プレスカンファレンスでは、2017年のシリーズチャンピオンであるジョセフ・ニューガーデンが登壇。新型エアロキットを装着したマシンのフィーリングを説明し、同キットを装着したマシンで争われる2018年はさらにコンペティティブなシーズンになると説明した。
2018年型エアロキットは「ユニバーサルキット」と呼ばれ、搭載エンジンに関わらず装着が可能。アンダーフロアで発生させるダウンフォースを強化し、従来より19%多い66%を発生させるという。各マシンが発生させるタービュランスが減少したことで、レース中のバトルは増加すること間違いなし。ショートオーバルで行われたプライベートテストでも、その効果が実証されたとのこと。
2017年は、佐藤琢磨選手のインディ500初優勝という歴史的なレースとなった「インディ500」をはじめ各レースで白熱したバトルが見られたが、全17戦で争われる2018年はさらなる熱いレースとなることは間違いなし。開幕戦は3月11日、フロリダ州セントピーターズ・バーグにて開催される。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)