【NAIAS18】3世代めのインサイトはセダンで登場!
2018年1月14日からプレスデーがスタートした、2018年ノースアメリカン・インターナショナル・オートショー(通称デトロイト・ショー)において、ホンダは新型インサイトのプロトタイプを世界初披露した。
インサイトといえば、初代モデルが1997年に発売されたハイブリッド専用車。初代は2シーターのパーソナルクーペだったが、2009年に登場した2世代めは5ドア・ハッチバックへとボディ形状を変更。そして今回発表された3代目は、4ドア・セダンとして登場した。
モーターショーのプレスデーにおける新型車の発表は、大抵はプレスカンファレンスとセットになり、社長やブランドディレクターが登壇して車両説明をするのが一般的。しかし今回のデトロイト・ショーではアキュラ・ブランドのみカンファレンスが行われ、ホンダとしては開催されなかった。そのため新型インサイトも朝からターンテーブルの上に置かれ、くるくると回っている状況。そのぶんじっくり車両を見ることができたが、ドアを開けることはNG。
新型インサイトの車両概要はこちらでもレポートしているが、シビックの上位に位置付けられるハイブリッド・セダン。スタイリッシュなボディデザインと、上質でゆとりのある室内空間を備えた5人乗りセダンとして開発された。パワートレインは1.5リッターのアトキンソンサイクルエンジンと、2モーター式ハイブリッドを組み合わせた「スポーツハイブリッド i-MMD」を搭載している。
装着されるタイヤはコンチネンタル製スポーツコンタクト6で、サイズは前後とも225/40ZR19を履く。サイズこそ異なるものの、新型シビック・タイプRと同銘柄を組み合わせるあたり、新型インサイトの運動性能の高さが期待される。なお具体的な燃費や販売価格については何も発表されていない。
車体の基本設計を共有するシビックのハイブリッド仕様ではなく、ハイブリッド専用モデルである「インサイト」の車名を掲げて登場しただけに、その仕上がりにも自信が感じられる第3世代。アメリカ市場向けモデルはインディアナ州の工場で生産が行われ、2018年夏頃に発売を予定しているそうだが、ぜひ日本市場への導入も期待されるモデルだ。
(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)