Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. MOTORSPORTS
  3. 【NOC16】まさかの『代打、俺』で初参戦!!(決勝編)

【NOC16】まさかの『代打、俺』で初参戦!!(決勝編)

最初はおそるおそるだったものの、金曜日に行われた占有走行そして土曜日の朝の予選を走り、少しは余裕が出てきた僕。ギリギリ48番手で予選を通過、振り返っても誰もいないわけで決勝レースは前を追いかけるだけ!

午後の決勝に向けて集中力を高め…たいところですが、この日は国内トップカテゴリーであるスーパーフォーミュラ開幕戦「鈴鹿2&4」の開催日でして、というか興行的にはこちらがメインで、もちろんチャンピオン奪還を目指すホンダ系チーム&ドライバーの取材をしようとプレスルームに向かったのでした。

プレスルームでポコポコとキーボードを叩いていたら、あっという間にN-ONEオーナーズカップ決勝の時間に。レーシングスーツに着替え、ヘルメットとHANSを装着。スタートの手順を再確認してから、M-TECスタッフの誘導に従ってコースイン、ゆっくりと1周してグリッドに向かいます。

グリッドは最後尾の48番手。ストレートというより最終コーナー立ち上がりといった感じで、ポールポジションどころか中段のマシンたちも霞の向こう。いつかはあの中でレースがしたいなぁ…。もちろん48番手グリッドからはスタートシグナルなんて見えるはずもなく、2列くらい前のマシンのルーフが動いたのを見ていざスタート! 1コーナーでも特に混乱はなく、2コーナーからS字へと向かって行きます。

全48台が一斉に1コーナーへ向かってスタート。セナ・プロ時代のF1を彷彿とさせる大迫力だが、大きな混乱はなくレースが始まった。

ワンメイクレースとあってクルマの性能差はほとんどなく、45〜48番手の4台が連なって周回をする展開。でも面白いもので、予選でのタイムがほとんど変わらないのに、4台それぞれで得意なコーナーが違うから抜けそうなところも、離されてしまうところも両方ある。

「1コーナーでは先行車両のインに飛び込めそう」
「でも減速しきれなくて飛び出したり、まして当てちゃったらどうしよう」

…と、行きたい気持ちとセーブする気持ちがぐるぐると頭の中をまわります。

しかし6周のレースは長いようで短くあっという間に終わってしまい、コース上で順位を上げることはできず。レース途中でコースアウトした車両などがあったため、リザルトは48台中45位となりました。レースって本当に奥が深いなぁ、、

終わった後では、これをしておけば良かった、ああしておけば良かったと思うことも多く、モータースポーツは道具の存在が大きいとはいえ、やはりヒューマンスポーツなんだと痛感します。そして決してドライバーひとりだけでは(満足いく体制で)参戦することは難しく、そういう点ではチームスポーツでもあります。

今回の参戦にあたっては、ホンダカーズ三重・オートテラス鈴鹿インターの岩間店長をはじめ皆様にご協力をいただいたことで、現場でも何ひとつ不安なく走ることができました。レーシングチームのドアをノックするのには勇気がいるけれど、近所の正規ディーラーであるホンダカーズで車両製作やメンテナンス、サーキットサポートをお願いできるのは、N-ONEオーナーズカップの大きな魅力。もちろん主催者であるM-TECさんのホスピタリティも素晴らしかったです。

結論としては、あーもう1度走りたい!ってこと。今シーズンどこかで、また走れたらいいなぁ。。。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

***************************
Special thanks to…
ケンウッド www.kenwood.com/jp
TAKATA www.takata.com
BRIDE bride-jp.com
SKF www.skf.com
ルミレッズ www.lumileds.com/japan
スピードショップ・タイプワン www.typeone.jp
プロジェクト・ミュー www.project-mu.co.jp
アルパインスターズ・レーシングウェア www.spk-cuspa.jp/alpinestars/
アールズデザイン r-sdesignms.com
ラップワン www.lapone.co.jp
キャロッセ www.cusco.co.jp
オートテラス鈴鹿インター www.hondacars-mie.com/shop/auto_suzuka

N-ONE Modulo Xの詳細はこちら
N-ONEオーナーズカップ公式ホームページはこちら