アキュラTLXにロングホイールベース仕様が登場
高級セダン人気がますます高まっている中国市場に向け、ホンダはアキュラTLXのロングホイールベース仕様「TLX-L プロトタイプ」を上海モーターショーにて世界初公開した。
中国市場においてアキュラ・ブランドは急成長を続けており、2016年の総販売台数は8143台。前年2015年から93.7%増というから、約2倍という大きく伸びを見せている。なかでもTLXは2016年の販売台数こそ736台と控えめなものの、前年2015年の4.2倍という大きな伸び率を記録。
そんなTLX人気にも後押しされて発表された世界初公開となったアキュラTLX-L プロトタイプは、2017年4月上旬のニューヨーク・オートショーで発表された2018年モデルのアキュラTLXをベースに、ホイールベースを延長して後席空間を拡大。アキュラの新型ファミリーフェイスである「ペンタゴン・グリル」をはじめ、基本的な装備はアキュラTLXと同様のようだ。
中国市場のニーズに応えるべく、TLXが備えている高級セダンならではの上質な走行性能はそのままに、ロングホイールベース化による後席空間を拡大を実現。このTLX-Lは、2017年内に中国市場専用モデルとして登場するとのこと。
ホンダの高級車チャンネルであるアキュラは、これまで北米市場をメインとする印象が強かったけれど、最近ではコンパクトSUVのCDXという中国市場専売モデルも登場するなど、かなり力を入れている。アキュラ=中国というイメージが高まることは、果たして……
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)