【TAS】働く軽トラをカッコよく! T880
今年2017年の東京オートサロンに「N Lab.」が出展した３台のモデル。うち１台はなんと軽トラック!? その名も「T880」と呼ばれるピックアップが披露され注目を集めた。
N Lab.とは、ホンダの純正アクセサリーパーツメーカーであるホンダアクセスの従業員有志によるプロジェクト。既存の価値観にとらわれず、柔軟な発想から生み出されるコンセプトカーは、これぞホンダ！と思わせるもの。このT880は「働くクルマはカッコいい！」をコンセプトに作られた１台である。
テールゲートは通常の下ヒンジ式と、左右分割の観音開きと２通りに開閉が可能。荷台には白菜や大根がディスプレイされた。ちなみにホンダの地元・栃木県さくら市産である
ベースとなっているのは、ホンダの軽ピックアップ「アクティトラック」だが、ご覧のとおり元々の面影はまったくない。ルーフはチョップされ全高を下げ、エンジンはバモスターボのE07ユニットに換装。トランスミッションはビートから流用された5速MTで、ブレーキも4輪ディスクに交換済み。実際に走らせても楽しいクルマに仕上がっているという。
オートメーター製の計器類が装着されたコックピット。トップに合わせシート位置が下げられた関係で、ステアリングコラムの角度も変更された。シフトレバーの長さに注目
幾度も形状変更をして設計されたというオーバーフェンダー。前後ホイールはワタナベの8本タイプで、フロントホイールの奥にはウィルウッド製ブレーキキャリパーが見える
このT880の開発者インタビューや開発ストーリーは、次号ホンダスタイル（3/19発売）で徹底紹介する予定です。お楽しみに！
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）