【動画】ルーンのド迫力は宇宙戦艦級!?
水平対向6気筒エンジンを搭載した大型ツアラー、ゴールドウイングをベースに仕立てられたのがワルキューレ・ルーンである。そのフォルムは1940〜1950年代のアメリカ車をベースにした「ストリートロッド」を彷彿とさせるもの。排気量は1832cc、車重400kgという超ド迫力のクルーザーモデルだ。
初めて「ワルキューレ」の車名を冠したモデルが登場したのは1996年のこと。初代モデルは同世代のゴールドウィングをネイキッド化したものだったが、2004年に登場したこの2代目では、超個性的なカウル形状と低い車高が特徴のフォルムを持ち、新たに「ルーン」のサブネームが与えられた。
『アメリカ車がもっともアメリカ車らしかった』と言われる時代の超個性的なストリートロッドスタイルに搭載されるのは、1.8リッター水平対向6気筒。アイドリング状態でも、極太のマフラーから迫力あるサウンドを聴かせてくれる。残念ながらアメリカ国内での販売のみで、日本国内への正規導入はなかったが、根強いファンが多いモデルだ。
そして2013年には後継モデルが登場。3代目となる現行モデルは日本国内で生産され北米へ輸出されることもあり、「ゴールドウイングF6C」として日本仕様も販売されている。
(text:Yoshiaki AOYAMA 青山義明、Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)