【CES】感情エンジンを搭載の未来車
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アメリカ・ラスベガスにおいて開催されている「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」において、ホンダは数々の新技術を応用したコンセプトモデルを展示。なかでも注目を集めたのは、感情エンジンを搭載したコンセプトカー、「NeuV」である。
このCESに、ホンダは「Cooperative Mobility Ecosystem(考える・つながる・楽しいモビリティのある世界)」をテーマとして、人々の生活の質を高める新価値提供に向け、人工知能(AI)、ビッグデータ、ロボティクス技術を活用したオープンイノベーションを加速させることを発表。人とのコミュニケーションを行うAIを搭載したEVコミューターのコンセプトカー「NeuV(ニューヴィー)」を初披露した。
このNeuVは、世界初公開となるAI技術「感情エンジン・HANA(Honda Automated Network Assistant)」を搭載し、自動運転機能を備えたEVコミューターのコンセプトカー。ドライバーの表情や声の調子からストレス状況を判断して安全運転のサポートを行うほか、ライフスタイルや嗜好を学習して、状況に応じた選択肢の提案を行うなど、ドライバーとモビリティの自然なコミュニケーションを実現している。
オーナーが使用しない時間には、オーナーの許可を得て自動運転で移動しライドシェアを行うなど、自動運転技術とAIによって拡がるモビリティの可能性を示したコンセプトモデルだ。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)