HRCを支える特製スマートフォン！
｜
毎年1月に開催され、世界のラリー・イベントにおいてもっとも高い知名度を誇る「ダカール・ラリー」。かつてはヨーロッパとアフリカ大陸を通るルートで開催されていたが、現在は舞台を南米へと移しており、2017年1月に開催される第37回大会はパラグアイ共和国、アルゼンチン共和国、ボリビア多民族国を巡るルートで行われる。
そのダカール・ラリーに、ホンダはHRCとして2013年大会からファクトリーマシン・CRF450 RALLYで参戦。そのHRCワークスラリーチーム「Monster Energy Honda Team」は、大会中の通信機器として京セラの「TORQUE G02」を使用する。
昨年に続き、HRC×京セラのタッグは2年連続となるが、この「TORQUE G02」は、ボリビアのウユニ塩湖の走破など、年々過酷さが増すダカール・ラリーの環境下でも使用できる耐水・堅牢性能を持つau向け高耐久スマートフォン。機能面では市販モデルとほぼ同等だが、背面のプロテクターがHRC特別仕様となっている（残念ながら同カラーは非売品）。
レースマシンのログ情報、センサーを通じたエンジンの回転数や冷却温度などの情報をBluetoothで収集し、チーム本部と共有することが可能。本部では送られてきた各種データの分析を行い、マシンの状態管理とチームの戦略構築に活用するとのこと。
ワークスマシンCRF450 RALLY（左）と、市販予定モデルCRF250 RALLY（右） （PHOTO：青山義明）
なおダカール・ラリーに参戦するワークスマシン、CRF450 RALLYのフルレプリカともいえる注目のモデル「CRF250 RALLY」はいよいよ市販間近となっており、次号ホンダスタイル（12月20日発売）ではその魅力を徹底紹介。こちらもぜひお楽しみに！
（TEXT：佐橋健太郎）